角英のコカリナが出来るまで



角英のコカリナ』 が出来るまでの工程を数えたら、”65工程” ありました。
これでも未だ、落ちているものがあるかも知れません。

協会の「公認製作者」は、いま数十人いますが、皆さんの製作工程が統一されている
わけではありません。
したがって、実際には、数十通りの作り方があることになります。

角英のコカリナ』 も日々進化していて、当初と比べると製作工程は大分変わってきて
います。
主な製作工程を、写真でお示しをします。


出来上がったコカリナを見ていただいて、”何だ!これだけのものか” と
お思いのことでしょう。

しかし、これだけのものにするまでに、目には見えない ”乾燥の時間” と、
”65の手間” を掛けているのだということを、
ぜひご理解いただきたいと思います。






「角英コカリナ」 の 製作工程


      
         カ ッ プ
         中   栓
  
   説   明
   
     写  真     写  真   説   明
丸太の乾燥状況(カ
キ)
チェンソーで丸太材
を切る
バンドソーでコカリナ
の長さに切る
丸太材の切った物
を、バンドソーで四つ
割りにし、芯を割る
四つ割りにしたもの
を乾燥させる
四つ割にしたものを
角材に挽き、更に乾
燥させる(ソプラノ)
角材をバンドソーで
一定の大きさに切り
出す
板材からテーブルソ
ーで一定の大きさの
大きさに切り出す  
 
角材が出来たところ
(バリトン)
中栓用の角材(ソ
プラノ用)
ボール盤にカットした
角材をクランプで固
定し、カップになる中
穴を開ける     
中穴を開けたところ
(ソプラノ)
木工旋盤でカップの
外側を荒削りをする
(バリトン)
丸棒を作るため木
工旋盤で荒削りを
する
鉄鋼旋盤で外側の仕
上げ削りをする(バリ
トン)
仕上げ削りが終わっ
たところ(バリトン)
鉄鋼旋盤で丸棒の
仕上げ削りをする
(ソプラノ用)
ディスクサンダーで
カップの底を研磨す
る(バリトン)
フライス盤でリップの
溝を掘る(バリトン)
丸棒を切って中栓
を作る(ソプラノ)
フライス盤でリップ窓
を切る(バリトン)
ボール盤で指穴を開
ける(バリトン)
中栓を削って風道
を作る(ソプラノ)
彫刻刀でリップを丁
寧に彫る(ソプラノ)
カップに中栓をはめ
る(ソプラノ)
         
音の出や音階の調
整をする
         

         
調整が終わったとこ
ろで、中栓を接着す
中栓の余分な部分を
切り取る(ソプラノ)
        
のこぎりで斜めに切
って唄口を作る(ソプ
ラノ)
        
唄口をデスクサンダ
ーで研磨する
        
ひも穴を開ける         
ひも穴のバリを取る         
外側を研磨する         
コンプレッサーで、カ
ップ内を掃除をする
        
角英の焼印を押す         
汚れ防止のために
「荏油」などを塗る
        

         
パフで外側を再度研
磨する
         
製品が完 成(ソプラ
ノ)
         




前へ  トップへ  次へ





inserted by FC2 system